「いいな故里は、守ろう原睦み会」(富士宮市)が多面的機能発揮促進事業関東農政局長表彰で最優秀賞受賞!

こんにちは、しずおか農山村サポーターむらサポです。

富士宮市の白糸地区は、ふじのくに美しく品格のある邑「白糸の里」にも登録され、多面的機能支払組織「いいな故里は、守ろう原睦みの会」が美しい農山村の風景や農地、農業用施設を保全しています。例年、農林水産省の関東農政局では、多面的機能支払組織の活動で特に優れた活動を行う組織を表彰しています。
今回、富士宮市の「いいな故里は、守ろう睦みの会」が最優秀賞を受賞しました。
今回、受賞した地域のから、メッセージをいただいたので御紹介します。

(一部抜粋)
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静岡県代表になっただけでもびっくりでしたが、最優秀賞なんて夢のようです。
「いいな故里は、守ろう原睦み会」の活動が評価され、うれしいと同時にご支援いただいた皆様に心からお礼申し上げます。
私たちの活動は年30回以上にわたる草刈・泥上げ・水路補修・景観形成・農村伝統文化継承などです。
猛暑や寒風の中平均年齢70歳のおじいさんたちが草を懸命に刈りました。
原区全戸参加の河川清掃を年2回行いました。
浅間大社の大しめ縄用稲「大白糸錦」を育て中学生と協働で大しめ縄を作り奉納ました。絶滅危惧種の「芝川のり」の保存活動もスタートさせました。
全国的に広まっている和紙原料の「静岡種三椏」始原の地として栽培・加工を小学生と協働活動しました。さらに発展してウォーキング大会・農業体験も年2回開催しました。
その総決算が「第3回富士山白糸平成棚田祭り~3776本の竹灯籠で飾ろう~」です。中心になっているのは15名ほどの農業者です。
きれいに整備された「平成棚田」で農業が継続出来ているからこそのイベントです。出来なくなったら白糸ジャングルになってしまいます。
その日が来るのを少しでも遅らせたいとおじいさんおばあさんたち頑張っています。今後も「白糸の里」をよろしくお願いします。
ホームページ https://shiraitonosato.info/ 


ドローン撮影した平成棚田。千枚田が20年かけてきれいに整備されました。


放置竹林を間伐。この竹を利用しようと竹灯籠祭りを企画しました。


年2回の原区全戸参加の原川清掃。
原川は500年前にお米を作りたい92戸の住民が協働で手掘した農業用水路で、地域の宝です。


富士山本宮浅間大社に私たちが育てた「大白糸錦」で出来た大しめ縄を奉納しました。


役員による水路補修作業。この程度なら自分たちでやってしまいます。


大きな富士山を見ながら楽しく歩く「平成棚田ウォーキング大会」。春と秋に開催しています。


春の田植えと秋の稲刈り体験を開催しています。
平成棚田で農業を継続していったからこそできると皆さんに知ってもらうイベントです。


昨年「第2回富士山白糸平成棚田竹灯籠祭り」の素晴らしい写真を地元の写真家が撮影してくれました。
1回目・2回目と点灯の時に富士山が顔を出してくれました。

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記事に関する問い合わせ先
静岡県経済産業部農地局農地保全課
電話 054-221-2713