【島田市神座鵜網】シリポッケ養蜂園みかん皮むき会レポート

大井川に沿って広がる島田市神座は、ミカンやイチジクの栽培が盛んな地域。

神座小学校周辺の県道64号線を車で走っていると、次から次へとみかんの無人販売が現れます。大小様々な無人販売は34カ所程あるのだとか。

 今回は、神座エリアで養蜂と無農薬みかんの栽培をしているシリポッケ養蜂園さんにお邪魔し、無添加みかんジュースを作るためのみかんの皮むき会をレポートしてきました。

まずは、シリポッケ養蜂園の紹介を。
シリポッケ養蜂園を営む横田川さんのご実家は神座で代々続くみかん農家です。

横田川さん自身は2016年に働いていた会社を辞めて、養蜂園を始めました。しかし、養蜂を始めて最初の年はみかんに散布する農薬が原因で、ミツバチが大量死してしまったそう。
そこで、2019年からは小さな生き物との共存を目的として、無農薬・無化学肥料のみかん栽培を始めました。

 無農薬のみかんは現在年間で1トン弱ほど収穫し、生果での販売に適さない見た目が悪いものはジュースに加工され、720mlの瓶でだいたい250本ほどが作られるそう。

 この日、午前中から始まったみかんの皮むきは、横田川さんのご友人などをはじめ、15名近くの方が入れ替わり参加し、分担しながら黙々と作業をしていました。
対岸に走るSLの汽笛も聞こえ、とてもいい場所です。

みかんの茎の部分を丸くくり抜いているのは、皮がむきやすくなるからだそう。

1日かけて約400kg分のみかんの皮をむき、翌日に長野県にある加工工場に持っていきます。ジュースは当日に加工し、瓶詰めされ、持ち帰ってくるといいます。神座で採れたおいしいみかんが、新鮮なまま詰め込まれたみかんジュースが完成です。

 作業後にお土産にいただいたみかんを食べたところ、甘みの中に酸味が程よくあり、味が濃厚で、とにかくおいしいみかんでした。みかんが大好きな我が子も「甘い!おいしい!」を、連呼しながら食べ続けていたので、あっという間になくなりました。
こんなにおいしいみかんがジュースになっているんだと思うと、出来上がりが楽しみです。

みかんジュースはシリポッケの店舗(静岡県島田市神座1405の隣)、webサイト(https://shiripokke.com/)、カネヨ農園みかん販売所(地図はこちら)で販売されます。

数に限りがあるので、購入したい方はお早めに。

ちなみに、みかんの実はジュースに使用されますが、皮は皮むきにも参加されていたアロマ作家さんによってエッセンシャルオイルになるなど、余すとこなく使われます。

 

【シリポッケ養蜂園】
静岡県島田市神座1405
0547-77-3256
https://www.shiripokke.com/