【御殿場市】「水かけ菜」の栽培が最盛期♪

こんにちは、しずおか農山村サポーターむらサポ@東部です。

皆さんは「水かけ菜」というお野菜をご存じでしたか?
実はわたし、知りませんでした・・・🙇

別名「とうな」とも言い、あの菜の花と一緒でアブラナ科
の主に茎を食べるお野菜なんだそうです。

そこで、農山村サポーターとして潜りを脱すべく、
「水かけ菜」の名産地のひとつ御殿場市に行ってきました。

まずは、どこどこ?と車を走らせながらキョロキョロ。。。

というのも危ないので、早速車を降りて地元の方に聞いて
みると、ありました!「水かけ菜」畑に無事遭遇。

特別な畑があると思いきや、この「水かけ菜」、秋までもち米
を栽培していた田んぼや、今は使われなくなった休耕田を利用
し栽培されているんだそうです。お米の後を利用できるだなん
て賢い!

近くにはドボドボとお水が溢れているところが・・・

水びだしで大丈夫?と思いきや・・・

「実はこれが水かけ菜の秘密なんですよ」
と生産者の方がお話してくださいました。

このお水はなんと“富士山の湧水!”

このお水を掛け流して育てていることから、
「水かけ菜」という名前がついたんだそうです。
なんだか源泉かけ流しの名湯みたい(^^;

生産者の方が「ちょっとこの水触ってみてくだ
さい」と勧められ、さぞ冷たかろうと手を入れ
てみると、

あれれれ???
冷たくないんです、これが。

「冷たいと思われている湧水は、実は年間を通
じて水温は12~13℃なんです。このお水が寒い
外気から水かけ菜を守り育てているんですよ、
だから流れていることが大事なんです」と農家
さん。

水かけ菜の由来についてお話を伺うと、明治時代
に喜多さんという旧北郷村阿多野の人が新潟の方
へ出かけたときに、寒い冬だというのに、 湧水を
利用して青々として育っている野菜を目にして、
その種を譲り受け栽培したのが始まりとか。

一本一本丹念に収穫された水かけ菜は、そのほと
んどが漬物として加工され、「水かけ菜漬け」と
して販売されています。

レジの方から「もちろん、お漬物として楽しめますが、
うちはチャーハンの具財や炒め物なんかにしてますよ」
と教えてもらいました。

今年は残念ながら例年実施している「湧水感謝祭」
は中止となったそうですが、「水かけ菜漬け」は
近隣の産直施設や道の駅ふじおやま等で販売して
います。

また水かけ菜を栽培をサポートする“水かけ菜オー
ナー”も募集しているそうです。

御殿場市や小山町の名産「水かけ菜」。1月中旬か
ら摘み取りが始まり、3月中旬まで作業で、今が最
盛期です。

しゃきしゃきの早春のふるさとの味を、食べるだけ
でなく、作る側にもまわって、楽しんでみてはいか
がでしょうか?

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〈新型コロナウイルス感染症対策「新しい生活様式」を実践しましょう〉
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・3つの密を避けましょう(密閉空間 密集場所 密接場面)
・マスクを付け、咳エチケットをしましょう
・こまめに手を洗い消毒をしましょう
・換気をしましょう
・不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいだ移動については慎重に
 行動しましょう
・体温測定や健康チェックをし、発熱や風邪の症状がある場合は無理せ
 ず自宅で療養しましょう
現在静岡県コロナウイルス感染症対策本部の警戒レベルは
「レベル5(特別警戒)」
であり、今後の感染拡大防止に特に注意が必要です。
一日も早くこの事態が収束することを願って、「新しい生活様式」を実践
し、できることをしていきましょう。