【中部エリア】「ファンをつくるイベントの企画と効果」がテーマの座談会を行いました

2月18日(火)にエコティ川根 (静岡県榛原郡川根本町桑野⼭424−6)で、「持続可能なあり⽅とファンづくり」をテーマにした座談会が行われました。
当日は中部地区の農山村エリアで活動する6団体の代表者が参加し、さまざまな意見を出し合いました。

参加者のひとり、島田市の地域おこし協力隊の渡邉威夫さんは、島田市の伊久美地域についての現状をお話してくださいました。現在東京農大との関わりが深い伊久美地域。農大生が伊久美地域のお祭に参加して、盆踊りを復活させたり、東京農大での収穫祭では伊久美の産品を販売するなどの交流が続いています。学祭で購入した方々から、直接生産者に問い合わせが来ることもあり、もっともっと広まってほしいと言います。

市の瀬(藤枝)で「市之瀬盛り上げ隊」として活動をしている勝治伸也さんは、「自分たちでは当たり前の景色ですが、よくよく考えたら市之瀬ってすごく良い場所なんじゃないか」と思い、2018年に「おかえりな祭、市之瀬へ」というイベントを行いました。地域の全戸に回覧板を使って招待状を配布し、220名程の来場者があったと言います。開催をしたことで、地域の魅力が再発見でき、空き家に移住してきてくれた方もいるそう。地域住民も当事者として参加できたイベントになり、力を合わせて成し遂げた達成感を味わうことができたと言います。

他にも久野脇地区(川根本町)の「久野脇みらいの会」、間の宿菊川(島⽥)で「ごりやくの会」エコティ川根、山村都市交流センターささまの方々もご参加いただき、地域の現状についてお話してくださいました。

終了後、「地域住民との連携や後継者問題、稼ぐ地域にしたいは共通の課題だと思いました。内側の整備が重要かなと。コロナ禍は準備にいい時期になりました」という意見や、「地域のために頑張っている人ってたくさんいるんだなと実感しました」、「人の活動を聞くと羨ましくなったり、ヨソが良く見えたりするんだけど、みんな抱えている課題は同じなんだということがわかった」などの感想が出されました。