みなさん、「竜宮小僧伝説」というものを聞いたことがありますか。
大河ドラマを見ている方は、聞いたことがあるかもしれませんね!この竜宮小僧伝説は、久留女木の棚田が発祥の地と言われていて、今でも地域の方々は感謝の気持ちを込めて供物をし、手をあわせています。では、この伝説はどういうものなのか、気になりますよね!
今回は、この竜宮小僧伝説についてご紹介します。

その昔、久留女木川には竜宮に通じると言われる深い淵があり、そこから度々子供が出てきては、困っている村人を助けました。子どもは、村人たちをいつも手助けしておりましたが、村人がどこから来たのかを尋ねても笑うばかりで、名乗りませんでした。村人は、この不思議な小僧が竜宮に通じる淵から来ることにちなみ、「竜宮小僧」とよび、とても可愛がりました。あくる日、村人は小僧に訪ねました。「おい、小僧さん。お礼にごちそうをしたいが、何が好きかな?」と聞くと、「何でもいいが、蓼汁(たでじる)だけは食わせないでおくんなさい」とひどく蓼汁を嫌いました。
 ところが、ある日のこと、村人が誤って蓼汁を小僧に出してしまい、これを飲んだ小僧は死んでしまいました。死ぬ間際、小僧は「久留女木の中茂にある榎木の下に葬ってほしい」と言い残したため、村人は泣く泣く、榎木の下に小僧を葬りました。すると、その木の根本からこんこんと水が湧きだしてきたのです。村人は、この水を利用してたくさんの田んぼを作りました。これが久留女木の棚田ということです。

ご協力:久留女木 竜宮小僧の会

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※画像は、「久留女木の棚田竜宮小僧の会」さんの許可を得て掲載しています。無断コピー禁止。