【静岡市】むらづくり現地研修会@中部 開催しました!

ふじのくに美しく品格のある邑

ふじのくに美しく品格のある邑

清水区西里

この邑について

清水区西里(静岡市清水区)にて、両河内エリアを盛り上げようと活動するNPO法人複合力の加藤伸一郎さんを講師に迎え、現地研修会を開催しました。当日は「美しく品格のある邑推進委員」の先生方9名と、各邑や農村振興に興味のある方など27名が参加されました。

 

両河内エリアは、現在少子高齢化や住民の流出により人口が減少しています。また農林業の衰退で放置田畑林が増加し、鳥獣害の増加が起こっています。

昭和の終わり頃に茅ヶ崎から両河内に移住してきた加藤さんは、清水森林公園「やすらぎの森」を中心に両河内の魅力を発信し、多くの人が日常に「農」を取り入れて生活してもらいたいという思いで現在まで活動をしています。

   

農産物直売店「笑味の家」開店や、食事処「たけのこ」の開業、西里温泉「やませみの湯」の開業、2008年にはふじのくに美農里プロジェクト活動を開始し、2012年にNPO法人複合力を設立しました。

その後も放置田畑や竹林の整備、実験ショップ「como」、貸し切り古民家「安来里」をオープンしています。また、農業体験受け入れや、日本酒の製造販売、染色サークルダイダイを作ったりと様々。2017年には知事顕彰も受賞しました。
現在comoはジェラート屋「梟氷菓アウル」として営業しています。

研修会では加藤さんの活動についてお話を伺ったり、アウルでジェラートを味わったり、ダイダイサークルのみなさんが手掛けた商品を販売する草木染工房にお邪魔し、ダイダイ染の商品を見たり購入しました。

また、アウルや草木染工房に加えてtokiというカフェがあります。ここのカフェにはこれまでとは違う層のお客さんが季節にかかわらず多数来店されていて、やり方次第だと感じたとお話されていました。

  

加藤さんの活動に対して、参加されていたふじのくに美しく品格のある邑現地視察の推進委員の先生方からアイディアやアドバイスをいただきました。参加者のみなさんからも質問が多くありました。

むらサポ研修会での現地視察は初めてでしたが、多くの方に参加していただくことができ、実際に見学をすることで、自身の活動や環境の参考になったのではないかと思います。